トレブレ

トレーナーのあれこれ。ブレーンストーミング

フォームは良い悪いでなく、目的で変わる

「トレーニングはフォームが大事って聞いたんです。正しいフォームを教えて下さい。」


といったご要望を頂くことが頻繁にある。


クライアントのイメージは《正しいフォーム=効果的で、怪我のリスクが低い》といった感じかと推測できる。


しかし、トレーニングフォームは、【目的】にやって異なる。


例えば、スクワット。

「膝をつま先より前方に出してはならない」と現場では指導されることが多い。何故ならば、膝がつま先より前方に出ると膝伸展トルクが増大して、前十字靭帯や半月板に大きな負荷がかかるからだ。


では、指示通りに「膝をつま先より前方に出さないフォーム」はどうだろうか?倒れない様にバランスを取るためにお尻を後方に引いた形でしゃがむ事となる。すると体幹部は自然と前傾となる。そうなれば腰椎に伸展トルクが増大して、腰椎椎間板に大きな負荷をかけることになる。


この様にどちらのフォームもデメリットは存在する。メリットのみのトレーニング種目などないし、デメリットのないフォームも存在しない。


どんなトレーニング種目も良い面と悪い面を持ち合わせている。この事を理解して「このクライアントにはどの様なフォームでトレーニングを指導するのか?」をトレーナーは常に意識しなければならない。