ロールアップが出来ない人はそう珍しくない。
下部腰椎屈曲制限がある人だ。
頚椎1番から腰椎5番にかけて順に屈曲することができるとロールアップは成功する、
出来ない人は、胸腰移行部で屈曲がストップする。
その時の腰椎は生理的な彎曲を保っている。
これは内腹斜筋の働きが強い影響ではないかと分析できる。
イメージとしては、内腹斜、外腹斜、腹直、腸腰の順で収縮させたい。
なので、問題の多くは外腹斜にあると分析していた。
レック&アームリフトなどの種目で外腹斜を促通させるとロールアップが可能になるケースを沢山見てきた。
しかし、一定数の人は改善が見られなかった。
そういった人は《内側ハムストリング》が抑制筋として働いているかもしれない。
内側ハムストリング、特に半腱様筋にフリクションマッサージとキネシオテープを施したところ今まではビクともしなかったロールアップが最も簡単に出来てしまった❗️
私の推測としては内側ハムストリングが外方腸骨変位の原因となり外腹斜の抑制弱化に繋がったのではないだろうか。
今後もこの事例を元に様々な可能性を試してみたい。
やっぱり臨床が一番勉強になる❗️