トレブレ

トレーナーのあれこれ。ブレーンストーミング

オニギリor柿の種

目の前のオニギリという報酬を手にしてその場の満足で将来の飢えに困る猿。

今すぐには食えないが柿の種を植えて生涯食うに困らない手段を手にした蟹。

猿蟹合戦が教えてくれる教訓は、目の前の報酬よりも、将来の大きな成果に気づくことの大切さ。






人様に指導するとき、実はこの二択で迷うことがある。


正しいトレーニングフォームを手取り足取り教えると即時的にフォームは改善される。

ただし、《指導者が見ていないと正しいフォームで動けない様な依存度の高い生徒》になってしまうリスクがある。


一昔前の教育はこのやり方が支流だったと思う。


現在は、アクティブラーニングなどの能動的な学習手法が広まりつつあり、「自分の頭で考えさせる」ことを中心とした指導方針に世間が切り替わり始めている。


それにより自分の頭で考えて、自分自身で答えを見つけ出す力を養うことが出来る。





私自身もその考えに賛成で自分のトレーナースキルも誰かに教わったものなどほぼ役に立っていない。自分自身で考えて編み出したものが現場では生きるのだと身を持って感じている。


上記の経験から今までは新人トレーナーにも、専門学校の生徒にもその様な方針で指導してきた。





しかし、ここ3年の指導経験から考えるとそれが正しいとも言い切れない。

伝えたい意図が上手く伝わっていない。指導内容が身に付いていない。などの問題にぶつかっている。




様々な可能性を3年間考えた結論

《人によって指導方針を変える必要がある》






魚釣りを例に取れば、

お腹が空いているけど魚の美味さを知らない人に対して急に魚釣りの簡単な方法を教えて「後は自分で工夫して釣ってみろ」と言ったところですぐに飽きてやめてしまう。



そうではなく、先ずは、魚を釣って見せて、食べてみせて、魚の美味さを体感させる。

そこで、魚の釣り方に興味を持たせ、手伝いながら釣り方を伝える。

上達に従って1人で釣れる様に手を離していく。




魚釣りを例に取ると極々当たり前に感じるが教育現場に行くとそうはいかない事が多い。


指導内容はそれほど単純な作業ではないし、範囲も広い。

指導対象も数十人になるので一人一人のレベルに合わせて進める訳にもいかない。


この点を工夫していけば今以上に解りやすく、楽しく学び、成長できる講義が出来るのではないかと思います。








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